「背景が完全な白」の画像について

スタジオ・エイトバイテン 制作担当のマエノです。

今日は「背景が白い画像」について少々お話させていただきます


なぜ商品画像の背景を白く加工する必要が?

まず、楽天市場やamazon等、各ECモールなどで、メインになる商品画像の背景を完全な白(RGB:255,255,255)にしなければならない場合があります。

これは各ECモールで定められているルールがそうなっていることもあります。

また、全てのメイン画像のサムネイルが並ぶサムネイルページで商品画像を使う場合に、全ての商品画像の雰囲気を揃える為に行います。

※自社商品の商品一覧やカテゴリー一覧ページ等

サムネイルページの商品画像が揃っていないと、お店としての信頼性やブランドイメージが著しく損なわれてしまいます。

せっかくの閲覧者を逃がさないためにも背景色を揃えましょう。


背景色がバラバラなサムネイル一覧の例
背景色がバラバラなサムネイル一覧の例

背景色を完全な白に統一したサムネイル一覧の例
背景色を完全な白に統一したサムネイル一覧の例

「完全な白(RGB:255,255,255)」とは

白といっても様々ありますが、特にEC商品画像でいう「完全な白」とはRGBの値が「255,255,255」になるものが通例となっています。

細かい説明は割愛しますが、ざっくりいうと、RGBとはレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の光の三原色の強さの数値です。

それぞれ「最小の0」から「最大の255」が指定されます。この数字が大きいほどその色が強く表示されます。

※例)255,0,0はレッド、0,255,0はグリーン、0,0,255はブルーを表します。

義務教育で光の三原色を習ったかは忘れてしまいましたが、3色を全て同量で混ぜると「グレー~白」になり、量が少ないと暗いグレー、量が多いほど明るいグレーになります。

それぞれ最大量混ぜた場合、最大に明るい白(255,255,255)、になるということです。

現在、255,255,255よりも明るいグレーを発色できるディスプレイはありません。

RGBの数値と発色の例
255,0,0
(レッドの最大値)
0,255,0
(グリーンの最大値)
0,0,255
(ブルーの最大値)
0,0,0
(完全な黒)
127,127,127
(中間のグレー)
255,255,255
(完全な白)

背景を白加工しやすい撮影を

後から白加工するから、といって撮影時の色は他の色でもいい、というわけではありません。

白加工することを前提にした撮影が必要となります。 具体的には、

  • 背景は白い色を使う(黄色やベージュなどは使わない)
  • 出来る限り明るく
  • 出来る限り背景と被写体の境界線を強く(ピントも合わせる)
  • 出来る限り撮影周辺のものの映り込みをなくす

これらの技術が必要になります。

しっかり撮影できている画像であれば、背景を白加工しても不自然になりづらくなります。

撮影の段階でしっかり意識しましょう。


あとがき

今回は【背景が完全な白の画像】についてざっくりお話しさせていただきました。

背景を加工することはもう当たり前のことになりました。

加工時に苦労したり、不自然な画像になって台無しにしてしまう前に、商品は高いクオリティで撮影しましょう

弊社は撮影や画像加工のご依頼のご相談をお待ちしております。ご質問からでも結構ですのでお気軽にご連絡くださいませ。こちらのフォームからもお問い合わせいただけます。 それでは今後ともよろしくお願いいたします。