商品画像に写るホコリや汚れ

スタジオ・エイトバイテン 制作担当のマエノです。

今日は「商品画像に写るホコリや汚れ」についてお話させていただきます。


写真だとホコリが目立つ?

商品画像の競争力商品写真等で撮影前にしっかりホコリ取りをしたにもかかわらず、「やたらとホコリが目立つ」といったことに遭遇したことはありませんか?

実はこれ、これは詳細撮影等でズームした時に起こりやすい現象です。

肉眼の目視では目立たなくても、撮影による光や拡大の影響により、はっきりと見えてしまうのです。

これでもか、と思うほどホコリ除去を行っても映ってしまうケースもあります。

特に色が濃いものや、ゴム等のやわらかい素材でその傾向が強くなります。


効率を考えると、撮影後の画像処理が有効

事前に取れる範囲でホコリを取るのはもちろん大事ですが、先述したことを考えると結局ホコリは見えてしまうケースがあります。

また、静電気により取っても取ってもホコリが戻ってきてしまう事もしばしば。

であれば、あまりに時間がかかる様なホコリ取りは避け、撮影後に画像処理でゴミ取りをしたほうが効率的な場合があります。

撮影は色々な作業が必要です。出来るだけ他の事に時間を使ったほうが明らかに有効でしょう。


貴金属などの汚れも同様に汚れが目立つ場合があります

同様に、貴金属など、表面に光沢が出る様な商品は「汚れ」が目立つ傾向があります。

これもホコリが目立つ原因と同様です。

また、被写体に背景等が映り込み、それが汚れに見える場合もあります。 

撮影時に指紋や汚れがつかない工夫も必要ですが、映ってしまう汚れは画像加工で対応することも考慮しましょう。

シルバーアクセサリーや、アンティーク風の加工がされたものは特に汚く見えることがあります。

ただし、取りすぎると被写体の持つ本来の素材感が失われる場合もあるので、程度を加減しながら加工することが必要です。


ホコリや汚れを画像処理した例

PCのモニター設定やスマートフォン画面の種類、またその周りの照明等、閲覧する環境によってはホコリが見えない場合もあります。

しかし、サイト閲覧者の環境はこちらではコントロールできません。

明るい設定のモニターで確認することも時には必要です。

黒い被写体の画像処理1
ある程度のホコリを取って撮影したが、目視確認できなかったホコリが映り込んだ商品写真 ある程度のホコリを取って撮影したが、目視確認できなかったホコリが映り込んだ商品写真 撮影後、ホコリを加工処理した画像 撮影後、ホコリを加工処理した画像
黒い被写体の画像処理2
ある程度のホコリを取って撮影したが、目視確認できなかったホコリが映り込んだ商品写真 ある程度のホコリを取って撮影したが、目視確認できなかったホコリが映り込んだ商品写真 撮影後、ホコリを加工処理した画像 撮影後、ホコリを加工処理した画像
金属部の画像処理
目視確認できなかった汚れが映り込んだ商品写真 目視確認できなかった汚れが映り込んだ商品写真 撮影後、汚れを加工処理した画像 ※質感がなくならない程度 撮影後、汚れを加工処理した画像 ※質感がなくならない程度

あとがき

今回は【商品画像に写るホコリや汚れ】についてざっくりお話しさせていただきました。

どうしても取れないホコリや汚れは、画像加工で処理することをお勧めします。

手をかければかけるほど、商品画像のクオリティはあがります。

色々なショップを見れば、やはり売れているショップほど画像に手をかけている事がわかるでしょう。

商品画像のクオリティはそのショップ自体の信頼度にも強く影響します。 

コンバージョンが上がらない場合は今一度商品画像を見直してみてはいかがでしょうか。 

弊社は撮影や画像加工のご依頼のご相談をお待ちしております。ご質問からでも結構ですのでお気軽にご連絡くださいませ。こちらのフォームからもお問い合わせいただけます。
それでは今後ともよろしくお願いいたします。